あの台形の山が、聖岳かな

青薙山の山頂に到着しました

薙の縁を慎重に渡ります

もうすぐ青笹山です

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(3)へ続く

朝の出発からそろそろ7時間です。少し疲れが出てきたようです。今日の目標は小河内山あたりまで

行けそうかなあ、大丈夫だろうか

昼を過ぎて青笹山に到着しました

山頂付近は広い尾根になっていて、笹藪漕ぎでした。東北の根曲りと違って細い笹藪なのでかき分けるのに力はいりません

イタドリ山2059mを過ぎた薙の上から富士山が雲を突き抜けてその姿を現しました

シカのヌタ場がありました

昨日はクマに出遭いましたが、シカの姿はまだ見ていません。悲しげなシカの鳴き声はときどき聞こえています

明るい笹原に出ました。獣道とヒトの踏み跡が入り交じっているようです

辿り易そうな踏み跡を選んで歩きましたが、いつのまにか踏み跡は消えてなくなります。動物たちが管理している道のなでしょう

2137mからの下りは自然に南の尾根に下って行きます。ここは身体を捻って北東に尾根を辿ります

樹林の藪になったり、ときどき笹原が開けたりです

薙の縁を渡り終えて青薙山を振り返ると、山頂に霧が流れていました

分岐から急下降します

灌木に掴まりながらしばらく下ると大きな薙に出ました

山頂の下、寝転びたくなるような柔らかい枯れ草の原

この先、布引山、笊ヶ岳方面と我々の行く青笹山、山伏方面に分かれる分岐に向かいます

赤石岳と荒川岳悪沢岳です

しばらくすると霧が上がってきて、青薙山の山頂をあとにする頃には山々の眺めは白い霧に包まれてしまいました

青薙山の山頂から、聖岳と右端に赤石岳

全体に薄暗い針葉樹の中ですが、尾根筋を歩くようになる頃には陽も上がって明るい感じになりました

ときどき南ア南部の山が眺められます

昨日の池ノ平に張られたテントは5張でした

3人に2人と1人1人、そして我々3人。3人組と2人組は空身で稲又山あたりまでピストン、1人の片方は布引山まで縦走とのこと

赤崩れの上から、左に赤石岳と右に悪沢岳

上千枚岳を挟んで上河内岳、茶臼岳などが並んでいます。聖岳は上千枚岳の陰に隠れていますが、もう少し標高を上げれば見えてくるはずです

遥か目の下に大井川の流れが見えて

昨日はこの高さをもくもくと登ってきました。今日はこれから約10時間の行動予定です。長い一日が始まりました

早朝、赤崩れの上に出ました

ハングライダーで飛び立ちたい気分だって、うそです。高い所が苦手なので足が竦みます

南ア・池ノ平〜青薙山〜青笹山〜山伏(2) やまづと2006.11